米の為のカモシタは、米の谷からやってきた発酵料理研究家。
ペット(?)のタチツとともに、日々発酵料理づくりに明け暮れているのである。
前回の記事はこちら↓
【発酵料理研究家Vtuber 米の為のカモシタとタチツ】手前味噌つくってみた!!
今日はラーメンの具には欠かせないメンマ!
あれ、メンマって何からできてるんだっけ。割り箸だっけ。
ニーハオ、カモシタです!
ザイチェン!
タチツもいるよ!!
さて今夜、カモシタがいただくのは、昔ながらの中華料理屋で出てくる醤油ラーメンです。
ちわー、三河屋です!!
熱々のうちに食べないと……ってメンマがないやん!!
メンマがないやんッッ!!!!(迫真)
…メンマがないだって?
逆に考えるんだ。
「作っちゃえばいいさ」と
考えるんだ!!
はっ!!! カモシタは天啓を得た!!
後光がさすぜ!!
日本のソウルフード、ラーメン。黄門様がうまいと言って以来、日本各地でスープの品種改良が行われ、醤油、塩、味噌のようなスタンダードスタイルから、鶏白湯、魚介ベース、豚骨背脂ニンニクマシマシなど、日本人によるラーメン道の開拓は今もなおとどまるところを知らない。キングダムもラーメンマンもびっくりの勢いで、ラーメンは日本の国民食として事実上の市民権を獲得しているのだ。
モンゴルマン…
一体全体誰なんだ!!
上司のあだ名は
“ごはんですょ”!!
ところできみはメンマを知っているか?
カモシタのバイブル「もやしもん」で読みかじった知識によると、なんちゃらとか言う竹を土壌で発酵させたものがメンマだと樹先生が言っていた気がする。記憶は10年前なので定かではない。
もやしもん…10年…
うっ、頭が!!
いずれにせよ、メンマがたけのこではなく、竹だと知った時の晴天の霹靂、眼から鱗よ。
事実は小説よりも奇なりである。
つまりメンマの原材料は
割箸!!
優しすぎるのも罪なのさ!!
背に腹は変えられぬ。山から竹を刈ってくる訳にもいかないので、タケノコで代替するとしよう。ワシとタカの差は大きさだけだと聞く。タカもトシもテツもトモも同じ人間だ。タケノコと竹だって大きさが違うだけだろう。
モンゴルマン…
ほんとに一体全体誰なんだ!!
【カモシタ風メンマの作り方】
<材料>
たけのこ
米ぬか
塩
<機材>
大鍋
食品用バット
野菜干し用ネット
キッチンペーパー
まな板
包丁
<工程>
1.たけのこの皮をむく。
2.たけのこをざっくり切って、大鍋で米ぬかと茹で、あくをとる。
3.水気を切り塩を大量に振りビニール袋で床下収納へ。
4.1月以上経過したところで、ビニール袋から取り出し塩をよく洗う。
5.水気を切り、野菜干し用のネットに入れ1.2週間乾燥させる。
6.茹でたら完成
塩を落として、水で洗い、一口食べてみると、、、、それは紛れもなくメンマだった。
ゆきあつなんて
おらんかったんや!!
メンマ独特のもこもこした風味が、多分腐っていない。これも一つの発酵だと訴えているような気がする。自ら手塩にかけて育てたメンマは天下一品に感じられた。
あらまぁ、タケノコだった頃はあんなに大きかったのにねーこんなに小さくなっちゃって。と思わず半年前の感慨に涙さえちょちょぎれる。
数奇な人生ってやつだな!!
この感動をみんなに共有せねば!いざネットの海へ飛び込んでみると、どうやら本場台湾のメンマは亜熱帯に生息する麻竹の若い竹から作られるとか。そして、麻竹以外ではメンマは発酵で作れないらしい。糖の含有量が高い麻竹が乳酸発酵することでシャッキリポンと舌の上で踊るのだ!!
嘘だろ…
ゆきあつ…!!
発酵とは微生物の活動のことであり、おいしい発酵のためには微生物たちをコントロールする必要がある。塩を大量に含む梅干しや、砂糖を大量に含むジャムのような極限環境においては微生物の活動も制限されてしまうのだ。
月末のキャリアケータイの
ようにな!!
つまり、カモシタ渾身のメンマはメンマではなく、メンマのような見た目ではあるがメンマではない、カニでいうカニカマ的な食品キメラだったのだ。
やっぱお前、
ゆきあつやないかい!!
はて?…
カモシタはタッパーいっぱいに詰まったメンマのようなものを小脇に抱え、物思いに耽ける。
モンゴルマン…
お前ラーメンマンだろ!!
メンマって不思議!
みーつけた!!
次回、この木、何の木?
生ハムの成る木!!!
再見!!
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