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微生物図鑑【micspedia】#013 ミュータンス菌

微生物図鑑【micspedia】
#013 ミュータンス菌

#013

ミュータンス菌

Streptococcus mutans

う蝕(虫歯)の主な原因菌のひとつとして知られる。歯の表面に付着してデンタルプラークと呼ばれる細菌の集合体(バイオフィルム)を形成し、産生する酸によって歯を溶かす。元々はヒトの口腔内にはあまり存在しないが、親などから口移しされる。

ミュータンス菌のSEM画像。大きさは1um程度。

また、化合物(ペプチド)を介して、お互いにコミュニケーションをとっている。球状の細胞が直鎖状に連なっているレンサ球菌で、その姿を可愛いと感じる人もいるとか!?


photo&text: 筑波大学 生命環境系 豊福雅典准教授

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