株式会社ユーグレナ、理化学研究所、および筑波大学の研究チームは、ミドリムシ(学名:微細藻類ユーグレナ)の油脂生産時における硫黄化合物の代謝変化の実態を明らかにしました。 ミドリムシは、食品やバイオ燃料への応用が進められています。特に、バイオ燃料生産に応用する際の課題として、生産性を上げることと同時に、油脂を生産するプロセスにおける硫黄化合物系の臭いの発生が課題として挙げられています。
本研究チームは、サンプル中の硫黄化合物を網羅的に解析することができる技術であるサルファーインデックスを活用することで、発生する臭いの主成分が硫化水素であることを突き止め、さらにその発生原因がミドリムシ細胞内のタンパク質、およびグルタチオンの分解に由来することを明らかにしました。